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メタボ猫のダイエット

メタボ猫の病気
「ぽっちゃり猫のほうがかわいい」とおっしゃる飼い主さんが多いですが思わぬ大病に見舞われます。「肥満」と「病気」の合併症です。
「肥満」は家庭で予防できます。それはお皿にエサをいつも入れっぱなしにしないことです。朝晩、決められた時間に決められた量のエサを与え、食べ終わったら、残っていても下げるようにしましょう。
その前に「適正体重」と「適正な食事カロリー」を知ることから始めましょう。

猫のワクチンについて
(米国猫臨床医協会・猫内科学会のガイドライン)
(日本国内においては法令を遵守してください。)

猫汎白血球減少症(3種・5種ワクチン)
FPVワクチンによる免疫は7年以上持続します。初回の接種と1年後の追加接種を行った後は3年に1回を越えるワクチン接種を行うべきではありません。(毎年、接種する必要はありません)

猫ウィルス性鼻気管炎・猫カリシウィルス感染症(3種・5種ワクチン)
ワクチン接種しても完全な免疫効果が期待できるものではありませんが3年以上は持続します。

猫伝染性腹膜炎
現時点ではワクチンの効果については疑問符がついています。

猫白血病ウイルス感染症(5種ワクチン)
齢16週未満猫がもっとも感染しやすく、特に4ヶ月未満で外飼い猫の場合にはこのワクチンの接種が必要です。また、4ヶ月以上の年齢になると抵抗力が強くなることが示されており、完全室内飼いの猫にはこのワクチンは必要ありません。

狂犬病
米国では犬より猫の発症数が多いようです。
アジュバントが添加されているワクチン(1種を除く)は遺伝的に腫瘍を形成しやすい可能性のある一部のねこにとっては高い副作用があるのではないかと疑問視されています。

クラミジア症(5種ワクチン)
猫の結膜と気道に感染する細菌です。
毎年、接種する必要はありません。

猫伝染性腹膜炎
現時点ではワクチンの効果について、疑問符があります。

ジアルジア症
毎年、接種する必要はありません。

犬のワクチンについて
(米国猫臨床医協会・猫内科学会のガイドライン)
(日本国内においては法令を遵守してください。)

犬ジステンパーウイルス感染症
弱毒性ウイルス(MLV)ワクチンが一般的です。
初回接種が生後12週を超えている犬は、2週から3週間隔で最低2回犬ジステンパー(CDV)ワクチンをお勧めします。免疫持続効果は5年から7年です。

犬伝染性肝炎
成犬では年1回の接種をお勧めします。
複数の試験結果では7年以上の免疫持続効果が証明されています。

犬伝染性気官気官支炎
ワクチン接種すると7ヶ月以上の免疫(ボルデテラ・パラインフルエンザに対して)が持続します。それ以外の犬伝染性気官気官支炎が起こる可能性がある。

犬パルボウイルス感染症
ワクチン接種免疫持続期間は7年以上、CPVワクチン免疫持続期間は16ヶ月以上です。
しかし、パルボウイルスの病原体は糞から排出され、これに触ると感染します。

犬コロナウイルス感染症
複数の研究者によって、全く接種する必要がないと認識されています。

レプトスピラ症
データー不足のため、ワクチン接種を必要とするか否かは結論が出ていません。

ジアルジア症
年一回のワクチン接種は必要ありませんが疾患の蔓延を防ぐことの出来ない環境下では定例接種が必要です。

代替獣医学(ホリスティック獣医学)

従来の治療法は生命を救うという点ではどんな代替医療よりも優れていますが、人間と同じように慢性的な痛みや疲労など本人でしか症状の程度が解らない疾病の場合、薬物投与による治療よりも代替治療のほうが有効ではないかと注目を浴びています。
代替治療は、大きく分けて3種類に分類できます。
接触治療法及び運動治療法、医療治療法、そして、心と感情のコントロール治療法です。
当然ですが、猫によって向き、不向きがありがあり、治療することによって全く、効果が表われない場合もありますし、逆に健康を害する場合もあります。これから紹介する治療方法は素人にも真似できそうな方法もありますが治療する前に獣医師に相談することをお勧めします。そして、従来の治療法を補うつもりで実施し、効果が表われない場合はすぐにやめる心構えで行なって下さい
また、従来の治療法であれ、代替治療であれ、治療する場合は獣医師には次のことは質問しましょう。
1.その治療方法を選んだ理由
2.その治療方法によって得られる効果
3.その治療方法の危険性や副作用
4.その治療方法以外の治療方法はありますか

鍼治療
112あると言われる猫のツボを細い鍼で刺すことにより鎮痛作用のあるエンドルフィン(脳内化学物質)の分泌を促し、痛みを解消しようと効果があるようです。
関節炎、背中や腰の痛み、神経系統が傷ついた時によく用いられるケースがあり、米国獣医師会も「動物の鍼治療は今や、獣医学の一部と見なされている」という見解を発表しています。
通常は針を刺してから10分から30分ぐらいそのままの状態にして、獣医師によってはツボに溶液を注射したり、モグサでツボを温める方法も行います。場合によってはレーザーでツボを刺激する施術方法もあります。

鍼治療を行なう前に猫が嫌がったりする場合は止めましょう。そして、3回ぐらい治療しても症状が改善されない場合も無駄ですから止めましょう。
鍼治療を受けたい場合は人間の鍼治療を行なう鍼治療法士では行なうことが出来ませんのでかかりつけの獣医師にお尋ね下さい。。
動物鍼治療は資格のある人間だけが行なえる医療行為です。

浦野 菊男(東京都品川区・浦野動物病院・鍼灸治療の第一人者)
高木 善成(愛知県西春日井郡・はりもぐペットクリニック・浦野動物病院で修行)
名越 譲治(福岡県古賀市・エンゼルペットクリニック)
越久田 活子(横浜市緑区・おくだ動物病院・レザー針治療)
石野 孝(鎌倉市・げんき動物病院・針の勉強で中国に留学)
川瀬 清(東京都世田谷区・川瀬獣医科病院・キャリア40年)
小林 圀仁(埼玉県蕨市・小林犬猫病院)
佐野 潤一(東京都練馬区・エルマーどうぶつ病院)

アキュプレッシャー・指圧
鍼に変えて、指で押したり、さする、揉む、円を描くように揉むなど練習すれば家庭でも行なえる場合もあります。
鍼治療を嫌がる猫や血液の循環を促し、緊張を緩和させる効果があるのではないでしょうか!。

トリガーポイント(圧痛点)療法
筋肉の痛む場所を指で圧力をかけ、消していく治療法です。X線検査や通常の身体検査で原因が判明しない痛みなどはこの治療方法で改善される場合があります。
日本ではほとんど、治療できる療法士はいません。

Tタッチ療法
治療法というよりもリラックスさせる訓練法と言った方がいいかも知れません。
皮膚をさするだけで猫に恐怖を与えないでリラックスさせ、その後のトレーニングに集中させるのが目的ですが治療の効果を高める手助けにも役立つのではないでしょうか!
また、飼い主も自宅で習得できるのでやってみましょう。
指の力を抜いて、優しく、ゆっくりと小さな円を描きながら押していき、時計の6時の位置から始め、1周を過ぎた8時で完了です。この動作を連続して行ない、猫の恐怖感を取り除いて行きます。

カイロプラクティック・整骨療法
背骨(脊柱)は身体の構造の中心であると考え、脊柱をはじめとする骨格がしっかりと維持されていれば、骨や関節、筋肉などの全系統が正常に機能していると考えられています。
猫の治療では交通事故などの回復段階で利用されるケースがあり、米国獣医師会でも「有効であることは臨床的にも証明されている」と発表している。
整骨療法は筋骨格系のすべてを治療しますがまだ、獣医学的には役割は確立されていないのが現状です。

マッサージ療法
母猫が子猫の身体を舐めまわる光景を見た方もいらっしゃると思いますがこの行為には筋肉を刺激したり血液やリンパ液の循環を促したりして、痛みを分散させ、リラックスさせる効果があります。
飼い主がこのマッサージを行なうことで得られる最大の効果は猫の身体的な変化で病気の早期発見や飼い主の心理的緩和などです。しかし、治療を目的としたマッサージ行為は必ず、許可を受けた療法士の方にやってもらいましょう。
また、飼い主がマッサージを行なう場合は猫の体調が悪い時には絶対の行なわないで下さい。

水療法
皮膚病などにイオウ泉などの温泉を使う場合がありますが、水を怖がる猫には不向きな治療法です。効果としては人間の温泉と同じで血行を良くしたり、血圧を下げたりと効果があるようです。

ハーブ療法
ハーブ療法は効き目があること自体は立証されていますが効果の仕組みが証明されていないため、使用法、使用量、副作用などまだまだ、解明しなければいけない問題が多数あります。
漢方薬と同じで誤った使い方をすれば、命取りにもなりかねません。絶対に専門家の指導なしで使わないようにしてください。

ホメオパシー
詳しくは解りません。簡単に書くと「毒をもって、毒を制す」って言うことでしょうか。!
ある毒物を毒にならないまで薄めると別の治療薬に用いることができる「最少有効量の法則」というらしいです。

リラクレーション療法
これは療法というよりも猫の正しい飼養法と言った方がいいかもしれません。
室内飼いの猫は単に運動させるだけでなく、頭を使っての刺激的な運動も必要です。その運動によって猫の脳に酸素を送り、集中力を高め、エンドルフィンを分泌させ、ストレスなどを発散させます。
そして、運動後は睡眠です。人間と同じで深い睡眠と夢を見る睡眠の交互を繰り返し、ねこはどちらを邪魔されてもストレスになります。
猫が寝ている時に手足をピクピクさせたりしている時は夢を見ているときで熟睡しているときは猫は自然治療しようとしている時で、そっとしておきましょう。

長寿猫の飼育共通点

1.完全室内飼い
2.マッサージ(飼い主とのスキンシップ)
3.日光浴できる環境がある。
4.不妊手術しているメス
5.食事の時に牛乳を与えている。

冷房の温度に注意!

寒い時期特有の猫泌尿器症候群(FUS)や風邪類の病気がエアコンの冷え過ぎによって、夏場に増えているようです。
人間のクーラー病と同じで冷えすぎると猫の体が冬と勘違いして、体調が崩してしまう傾向があります。また、エアコンフィルターの掃除もこまめに行なわないと最近や真菌による呼吸器系の病気になる可能性もあります。猫がくしゃみや咳をしたら、注意してください。
もし、エアコンをかけっぱなしで出掛けるときはエアコン温度は24℃以上で1部屋だけしましょう。

老猫の健康管理

ペットフードや動物医療の進歩によって、猫の寿命も延び、それによって猫の老化現象も深刻な問題になってきました。
そこで老化現象とその対策を簡単に書いて見ましたので参考にしてください。

1.便秘気味になる。(約8歳から)
トイレに度々、行くようになります。
繊維質の多いフードやシニア用フードに切り替えましょう。また、オリーブオイルなどを1さじフードに混ぜると便通が良くなることがあります。
改善が見られない場合は動物病院で治療してもらってください。(便秘でも死に至るケースもあります)

2.食欲が落ち、運動が減る(約9歳から)
歯槽膿漏などによって、歯が抜け、食事が取り難くなったりします。
フードの好みが替わった可能性もあるため、軟らかい物や食べたことのない物を与えて、食べさせるようにしてください。

3.グルーミング・爪磨ぎをしなくなる(約14歳から)
いわゆるボケの症状ですが、飼い主が猫に思い出させる様にグルーミングなどをしてあげてください。
獣医師に相談して、場合によっては老化防止剤や精神安定剤などの投薬治療になることもあります。

飼い主も動物も必ず、老化は訪れます。病気の時こそ、より愛情を注いであげてください。

泌尿器疾患について

猫のかかりやすい病気のひとつに泌尿器症候群があります。尿の回数が多くなりますが、実際には数滴しか出なかったり、全く出なくなったりして、ねこがトイレで苦痛のために鳴き声をあげる光景を見た事ありませんか。
また、陰部をよく舐めたり、血尿が出た。トイレでオシッコする姿勢が非常に長い場合はすぐに動物病院へ行きましょう。
治療方法には尿道を短くする手術や食事療法で尿を酸性にする食事に切り替えたりする方法(長く酸性になる食事を続けると今度はシュウ酸カルシウムの結石が出来てしまうこともあります)などありますが、獣医士の説明をよく聞いて、治療法や予防方法を検討しましょう。
マグネシウムの取り過ぎが泌尿器疾患の原因であると思われてきましたが、確かに酸化マグネシウムは尿路疾患に影響を与えるようですが塩化マグネシウムは影響が少ないようです。
また、猫自身によって、かかりやすい、かかりにくい事が研究によって解り、一概にドライフードに含まれているマグネシウムが原因ではないと言う説が有力になってきたようです。

毎日の健康チェックポイント

体調・・・健康な猫は活発に動き回りますが老猫は行動が鈍くなります。体調の悪い猫は暗い場所で丸くなってじっとしているケースがよくあります。
1.食欲・・・食欲があっても食べられない場合は「口内炎」を疑って見ましょう。
病気のねこは食欲は落ちるか全く食べなくなり、嘔吐が伴うと重病の可能性がありますので日頃から食欲を観察しておきましょう。
2.被毛・・・猫がグルーミングしなくなった場合は病気の可能性があります。
3.目・・・・結膜が充血したり、目ヤニが多かったり、瞬膜が出たりすると病気です。
4.鼻・・・・健康な猫は程よく鼻が湿っています。
5.口・・・・健康な猫はヨダレも無く、口の中はキレイなピンク色をして、口臭も酷くない。
6.耳・・・・耳垂れが無いか、悪臭がしないか、また、よく耳を掻いたり、頭を振ったりすると外耳炎や耳ダニの寄生が考えられます。
7.足・・・・触ると痛がったり、歩き方に異常が見られたりするとじっとしていることが多くなります。
8.尿・・・・猫の体に異常がある場合は、尿の色が赤色を帯びていたり、濃い黄色だったりします。また、頻繁にトイレにいったり、反対に全然行かない場合も要注意です。
9.便・・・・食事の内容によって、色や固さが変化しますので一概には言えませんが普通は茶褐色でやや固めです。血便や緑便の場合は病気の可能性があります。便秘などで異常に固くなることもあり、最悪に場合は手術の可能性もあります。
(アドバイス)・・・日頃から猫の状態をよく観察し、普段と少し様子が違うと感じたら、早めに病院へ行きましょう。
ペットは自分で「病気です。お腹が痛い」とは、決して言いません!
 

猫が住みやすい部屋

猫は比較的にどんな生活にも順応してくれますが、人間の都合ばかり押し付けないで猫の気持ちも聞きましょう。
1.上下運動が出来て、日当たりのいい場所がある
2.押入れとか逃げ込める場所がある
3.静かで落ち着ける場所にトイレやベットがある
4.外の風景が見れる
5.部屋を自由に行き来できる
6.ストーブや観葉植物などの危険地帯がない
7.爪とぎが思いっきり出来る
8.トイレがいつもきれい
しかし、しつけは厳しくする!!つもりでもあの寝顔を見るとつい、甘やかしてしまいます。

猫のマッサージ

「なぜ、ペットにマッサージが必要か!」の理由は、母猫が子猫を体を舐めてもらう行動をご存知でしょう。専門的には「ソーシャル・グルーミング」と呼ばれています。
猫はそうされる事により安心し、リラックスします。リラックスすることにより、血圧や脈拍が穏やかになり、血液の循環が良くなり、成長ホルモンや消化液の分泌を盛んにし、健康維持・増進及び病気の早期発見・リハビリに役立つ補助的な治療法です
そして、体に触ることにより、ねこが痛がったり、喜んだりすることにより健康状態もチェック出来ます。

ねこのエチケット

(爪のお手入れ)・・・爪を切らないと肉球に刺さったり、足に炎症などを起します。
1.手を軽く押えて、肉球と指で押えると爪が出てきます。
2.爪切り(ねこ用)で爪の透明な部分だけ少し切る。ピンク部分(血管)は切らないように注意してください。痛がったり、出血します。
(目の回りのお手入れ)・・・涙やけを起し、目の回りの色が変化する。
1.ぬるま湯で湿らせた脱脂綿などで目の回りを拭く。
2.乾いた脱脂綿などでもう一度、軽く拭く。
(耳のお手入れ)・・・耳ダニや外耳炎の予防のためにお掃除です。
1.耳に黒っぽい耳アカがないかチェックし、耳の内側を脱脂綿でやさしく拭いていきます。?掃除する時は強くこすらない様にしましょう。
(歯のお手入れ)・・・歯槽膿漏の予防のための歯磨きです。
1.ベビー用の歯ブラシかガーゼを指に巻き、葉を磨いていきます。
ハミガキを使用する場合はペット用を使用してください

危険な観葉植物と対策

アイリス・アザレア・紫陽花・アマチャ・アマリリス・アロエ・イチイ・犬ほうずき・イラクサ・イングリシュアイビー・インドゴムの木・カラジウム・キンポウゲ・クサツゲ・月桂樹・ケンマソウ・シギタリス・ジャガイモ(花、茎,葉)・シャクナゲ・水仙・スズラン・西洋キョウチクトウ・西洋ヒイラギ・チュウリップ・チョウセン朝顔・ツツジ・ディエフェンバキア・トウゴマ・ニシキギ・ヒエンソウ・ヒヤシンス・フィロデンドロン・ラッパ水仙・ロベリア・ヤドリギなど

上記の観葉植物は猫にとっては有害な植物であり、室内飼いの猫にとっても危険です。観葉植物を食べさせない一例を紹介します。
1.猫は柑橘系の臭いが嫌いなため、レモン汁を薄めたものを植物にスプレーする方法。
2.市販の猫草を買って来て、育てて与えれば、観葉植物を食べなくなります。 

この病気は3種混合ワクチンで予防できる可能性がある。

猫ウィルス性鼻気管炎・・・発熱、くしゃみ、多量の鼻汁や涙が出る。酷くなると膿性の目やにや鼻汁に変化する。その後、化膿性結膜炎や呼吸困難を起こす。
1.猫カリシウィルス感染症・・・舌の潰瘍や口内炎をお越し、食欲不振になり、ヨダレも酷くなる。肺炎を併発することもある。
2.猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)・・・感染してから発病するまでの潜伏期は2〜10日であり、発病すると、突然元気がなくなり、食欲もなくなり、じっとうづくまった姿勢をとり、体温が高くなり、口から黄色の泡状のものを吐くことを繰り返す。脱水症状を起こし、重傷の猫では1〜2日で死亡。(症状が進むと血便や粘液便なる) 

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