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ペットショップの提携動物病院

ペットショップに行くと『専属獣医』『提携動物病院』があるので安心。などと書かれたポスター類が貼ってありますが本当に安心なのでしょうか?
ペットショップで小さな犬猫を買われたお客さんのほとんどは「ホームドクター」を持たない飼い主さんです。購入した直後にペットの容態が悪化した場合、ほとんどの飼い主はペットショップ指定の動物病院へ連れて行きます。
しかし、その獣医さんのお客さんは『飼い主さん』ではなく、『ペットショップ』です。つまり、獣医はお客さん(ペットショップ)の不利になるような診断結果をするでしょうか?販売店に不利になる診断をした結果、ペット代金の返還や損害賠償請求を起こされる可能性があるからです。

ぼったくり獣医にご注意

都内に住む女性でペットショップから生後2ヶ月の猫を購入しましたが、翌日から下痢と嘔吐を繰り返し、近所にある動物病院に初めて訪れました。
環境の変化によるものなのかどうか問診もせず、いきなりレントゲン検査を実施。レントゲン結果で獣医師は画像を飼い主さんに見せながら肝臓がんを宣告。『手術で摘出できるがどうしますか』と飼い主さんに優しく言葉を投げ掛け、飼い主さんも気が動転していたのか知識が浅かったのか、手術を承諾しました。
実際には腫瘍などはなく、縫合しただけで治療代金約75万円を請求され、飼い主は支払った。その後、友人に相談し、別の獣医師を紹介され、縫合手術だけだったことが判明した。

また、当サイトに相談メールが寄せたれたときの内容ですが、首都圏の駅前にある動物病院(メールでは実名)で腫瘍があるので手術が必要で30万円掛かると言われた。こんなに元気なのにどうしたらいいのか?当サイトではセカンドオピニオンか獣医腫瘍科認定医に診察してもらったほうがいいとアドバイス。結局、誤診と分かり、いまでも元気に暮らしているそうです。

開業するのも苦難

新規動物病院は毎年平均200〜300軒ずつ増加傾向にあります。しかし、開業するのにも最低3000万円以上必要と考えられます。
最低限の必要機器を取り揃えるために必要な金額は?

診療台25万円、ヘマトクリット(血液中の赤血球の数を数える)遠心機25万円前後、顕微鏡15〜25万円、卓上型分包機25〜30万円、小動物用X線装置200万円、全身麻酔装置40〜50万円、イソフルレン用気化器30万円、高圧蒸気滅菌器40万円、超音波スケーラー15〜20万円、入院犬猫舎30〜45万円、輸血ポンプ12万円、呼吸モニター10万円、その他外科用メスなどを合わせると約600万円。
高度医療を行うためには小動物専用超音波診断装置300万円、デジタルX線画像診断システム800万円。あとは自宅兼診療所か賃貸店舗かによっても費用が異なります。

獣医師1名で動物看護師2名の場合、動物病院を維持していくためには年間1000匹の犬猫を診察する必要があります。

猫屋萬念堂通院の動物病院ご紹介

東京都足立区の梅島動物病院・ドラセナ動物病院をご紹介します。

梅島動物病院に診察していただいたのは野良猫を保護した時の健康診断でした。栄養不足の為に皮下点滴、お腹の中に虫がいないか検便検査、目ヤニがひどいので目薬、風邪を引いているので風邪薬、耳掃除、爪切り。
診療明細は。初診登録料525円。診察料525円。皮下点滴1050円。検便検査525円。内服薬(虫下し用)500円。目薬525円。内服薬(風邪用)600円。耳掃除、体重測定、爪切り、触診検査。以上の診察で4,300円でした。
次の診察では検便検査で虫がいないことを確認。体重測定、目薬、そして、お腹がゆるいので整腸剤の薬を戴き、診察料が1,100円。(診察料840円、整腸剤250円、税10円)

3種ワクチン(フェロガードプラス3)、診療明細書は単純明快で3種猫ワクチン(予防接種証明書付き)で6300円。
爪切り、耳掃除は診察の時には必ず、行なってくれます。

最初に行くときは予約していったほうが良いです。毎日、待合室は満員で1時間ぐらい待つ場合もありますから。

 ドラセナ動物病院で診察していただいたのは里親探しで2ヶ月の子猫を引き取った時に3種混合ワクチン代(3,000円税別、ピュアバックスRCP)。 ワクチンの副作用などを獣医先生が説明した後、お会計。診療明細書は単純明快で3種猫ワクチン(予防接種証明書付き)で3780円(初診料+税)。
避妊去勢手術なども非常にリーズナブルな診察代金で日曜日も診察していて助かります。予約なしで受付してくれます。

日常の診察・治療はドラセナ動物病院、高度な医療治療が必要な場合には梅島動物病院と使い分けてお世話になっています。

マイクロバブル

最近、動物病院やトリミングサロンなどで「マイクロバブル」と言う装置を導入したお話をよく聞きます。
皮膚病治療の一環として、または犬の美容などに効果があるようですが・・・。本当はどうなのでしょうか?

まだまだ、データー収集段階のようですが全ての皮膚病が治る訳ではないようですがシャンプーなどに比べて、安全に皮膚を洗浄し、清潔に保てるようです。また、マッサージ効果などで血行も良くなるようです。

獣医さんが推薦する動物病院

1.ASCどうぶつ皮膚病センター(東京都調布市) 皮膚病の2次治療が主です。  
2.ダクタリどうぶつ病院(東京都渋谷区) 救命医療に対応できる最新設備。
3.工藤動物病院(東京都中野区) 眼科の高度治療で2次治療専門。
4.アニマルクリニックこばやし(埼玉県深谷市) CTやMRIなどの設備が充実している。
5.ネオ・ベッツVRセンター(大阪市東成区) 主に2次治療の高度医療専門施設で夜間病院の体制もある。
6.ピア動物医療センター(横浜市鶴見区) 日本動物病院福祉協会の認定病院。
7.ベイサイドアニマルクリニック(横浜市神奈川区) 世界最速のCTなど高度治療施設です。

動物病院の治療費格差

動物病院によって、ペットの治療費は異なります。当然、設備が整っている所は維持費も掛かりますし、便利で駐車場完備なら、家賃も高額でしょう。
獣医師先生も研究や勉強の為には自分自身に投資もするでしょう。一概に動物病院の治療費が高い、安いで受ける治療サービスが良い、悪いは判断出来ません。

ここではこの診断、治療内容ならこれだけの治療費の幅があると言うことをご理解願うために参考までに金額を書いておきます。

1.初診料(平均1000円)0円から4000円。
2.犬の混合ワクチン(平均8000円)5種から9種まで7000円から9000円弱。
3.猫の混合ワクチン(平均6000円)3種から5種まで5500円から8000円強。
4.1回の歯石除去(平均5500円)1000円弱から麻酔や抗生物質の投与なら1万円以上にもなります。
5.MRI検査(検査以外の医療行為は含まないで、平均35000円)
6.X線撮影(平均23000円)
7.腹部腫瘍摘出手術(平均42000円)
8.不妊手術(入院費など含まず)犬オス15000円、犬メス25000円、猫オス12000円、猫メス18000円が平均です。

代替獣医学(ホリスティック獣医学)

従来の治療法は生命を救うという点ではどんな代替医療よりも優れていますが、人間と同じように慢性的な痛みや疲労など本人でしか症状の程度が解らない疾病の場合、薬物投与による治療よりも代替治療のほうが有効ではないかと注目を浴びています。
代替治療は、大きく分けて3種類に分類できます。
接触治療法及び運動治療法、医療治療法、そして、心と感情のコントロール治療法です。
当然ですが、猫によって向き、不向きがありがあり、治療することによって全く、効果が表われない場合もありますし、逆に健康を害する場合もあります。これから紹介する治療方法は素人にも真似できそうな方法もありますが治療する前に獣医師に相談することをお勧めします。そして、従来の治療法を補うつもりで実施し、効果が表われない場合はすぐにやめる心構えで行なって下さい
また、従来の治療法であれ、代替治療であれ、治療する場合は獣医師には次のことは質問しましょう。
1.その治療方法を選んだ理由
2.その治療方法によって得られる効果
3.その治療方法の危険性や副作用
4.その治療方法以外の治療方法はありますか

日本で放射線治療ができる施設

常用電圧X線装置を所有しているのは北海道大学、岩手大学、東京大学、日本獣医生命科学大学、日本大学、大阪府立大学、山口大学です。
高電圧X線装置は麻布大学、日本獣医畜産大学、三重県の南動物病院の3施設ですが購入を検討している動物病院もありますがら、確認してください。
通院での治療料金は15万円以上、入院なら25万円以上を覚悟しておいたほうがいいでしょう。

信頼できるかこんな質問をする

1.「治療方針については図に書いたり、本で説明してくれませんか?」
押し付けではなく、飼い主の納得を得ようという姿勢があればよい。
2.「経済的な事もあるのでいろいろな治療方法と治療費を教えてください。」
この治療方法で金額はこれです。という獣医師は敬遠したほうがよい。
3.「この薬の作用と副作用を教えてください」
「だいじょうぶ。これで元気になります。」なら、動物の体に負担になる薬かも?

動物病院から見た困った飼い主さん

1.代金を支払わない。代金をツケる。値切る。
2.予約時間を守らない。
3.電話相談、電話診断だけを求める。
4.「捨て猫の治療はボランティアだ」と強要する。
5.他の動物病院の悪口を言う。
6.動揺して病状の説明が上手く話せない。
7.待合室でノーリードにする飼い主。
8.診察の順番を守らず、強引に診察室の入ってくる。
9.診察料が「高い〜」と怒り出す。
これはマナーというよりもモラルの欠如ですね。獣医さんも大変ですが買われているペットも可哀想な気がします。わたしも「迷惑をかける飼い主さん」にならないように気をつけます。

病院での検査

■尿検査
尿比重検査・・・ねこの尿の比重を測定して肝臓の働きに問題はないかを調べます。
尿ペーハー(ph)検査・・・尿がアルカリ性か酸性かを調べます。
尿タンパク検査・・・肝臓や尿路の異常を調べます。
尿糖検査・・・糖尿病の検査です。
尿潜血反応検査・・・赤血球が混じっていないかチェックし、尿路の異常を調べます。
ビリルビン尿・・・黄疸の早期発見のための検査です。
尿中沈殿物検査・・・尿タンパクや尿潜血検査で異常があった場合に顕微鏡で見る検査です。

■便検査
ビリルビン、ウロビリン体検査・・・黄疸発症していないかの検査です。
寄生虫検査・・・寄生虫に感染しているかの検査です。

■血液検査
一般血液検査(CBC)・・・赤血球と白血球、それと血小板を調べる。
血液生化学検査・・・肝臓や腎臓、すい臓の働きを調べます。
免疫学的検査・・・ネコエイズ、白血病ウイルス感染症、トキソプラズマに感染していないかを調べる。

■血液寄生虫検査
ファラリア(イヌ系状虫)が寄生していないかどうか調べる。

■エックス線検査

■心電図検査

■エックス線CT・MRI

■エコー検査

セカンドオピニオン

ペットも人間同様の治療が行なえる時代でアメリカでは「セカンドオピニオン」が広く利用されています。
飼い主さんがペットの治療方法について、ホームドクター以外の獣医さんに意見や治療方法などのアドバイスを求め、病気や治療方法などのメリットやデメリットなど情報を集め、どの治療方法を行なうかを飼い主側が判断する。つまり、いろいろな獣医さんの意見を聞き、飼い主さんも勉強するということです。

例えば、ホームドクターで診断した結果、手術をするか、それとも投薬治療をするかで飼い主さんが判断を迷ったとき、セカンドオピニオンでも同じ治療方法を指導され、飼い主さんが判断するための情報が増え、納得のいく治療方法を選ぶ事ができるということです。
セカンドオピニオンを利用する場合はホームドクターに検査結果の提示やレントゲン写真などの情報開示などを求めることが必要です。また、セカンドオピニオン側は直接診断していないために出来る限りの情報(投薬の種類や量、レントゲンや血液検査表など)が必要になってきます。
ただ、この考え方は大きな手術や安楽死などの重要な決断が迫られた時に有効であって、診察のたびにセカンドオピニオンを利用しているとホームドクターと飼い主さんの信頼関係を損なうことになります。

日本ではまだまだ、この考え方を取り入れている獣医さんは少ないようですがインターネットを利用して、治療方法などのアドバイスをしているサイトもあります。しかし、アメリカではセカンドオピニオンは治療と考えて、有料としているが日本では相談にお金を支払う意識が低いため、一般にセカンドオピニオンの利用が定着するかは獣医さんの協力と理解、飼い主さんのペットへのより一層の愛情が必要になってきます。
そして、飼い主さんが納得する治療方法を見つけるには最も有効な方法ではないでしょうか!

ホームドクターを決めておく必要性

ペットが小さいころから健康状態をよくチェックしてくれる獣医さんが近くに必要です。
名医じゃなくてもいいんです。正直で人柄もよく、動物が好きで獣医界にも友人がたくさんいるような人であまり、営利に走らない先生であれば、理想的ですね
その先生で治療できない時はその病気の専門医を紹介してもらえればいいだけです。飼い主さんも『動物病院には病気になったら、行くのではなく。大きな病気にならないようにするために動物病院に行く』というような考え方があれば、獣医さんも違った診療方法もあるのではないでしょうか!

インフォームド・コンセントの重要性

獣医師と飼い主は「獣医療契約」という契約で成り立っています。
簡単に書くと「私(飼い主)は先生(獣医師)にある程度、お任せしますので結果的に治らなくても不服は言いませんので先生の技量で治療してください」と言うものです。
極端に言うと「手術して高額な治療費を請求されても構いません」と言っているようなもので飼い主にとってはどんな病気でどんな治療をされ、費用がどれだけかかるか心配でなりませんね!
そこで治療前に「どんな病気で現在どのような状況でどんな治療が必要で治療費がこれだけかかります」という事を話し合っておけば、後々のトラブルは避けられますし、インフォームド・コンセントで獣医師への信頼性も高まります。

日本獣医師会からのお知らせ

1999年9月14日の(社)日本獣医師会から「インフォームド・コンセント徹底宣言」より
獣医師及び獣医師会に対する社会の信頼を高め、より、適正な動物医療を提供するため全国の獣医師が一体となって宣言するものである。
まず、獣医師と飼い主とのコミニュケーションを深めるため、ペットの病気に関する説明その病状、治療方針、予後、診療料金などについて十分に説明を行い、了解を得て、治療などを行うと共に、各種診療情報を積極的に開示する。
また、徹底している診療施設であることを示すため、徹底を宣言するポスターを会員獣医師の施設に提示し、同時に診療料金表の例示様式を作成し、診療料金の内容を施設内に提示することも目的の1つとしている。
よい病院を選ぶ1つの目安としてこのようなことも重要です。

動物病院へ連れて行く前に

動物病院でトラブルがおこらないように事前にやっておくことがあります。
■飼い主として飼っている動物について知識を得ること。
■重傷の場合や珍しい動物の場合はそこの病院で対応できるか、事前に電話して確認しましょう。
■大体の料金を事前に確認しておく。
■動物を移動させるためのバックなどは日頃から慣れさせておくこと。
■動物病院の先生の話を信頼すること。

動物病院の選び方

悪徳動物病院はマスコミなどで話題ですが、よい動物病院の選び方の一例を紹介します。
1.待合室でのチェック
■待合室にペーパータオルやビニール袋などが用意している。
■待合室でペット玩具などの販売をしている病院は避けましょう。
■待合室から診察台などが見える。
■病院内が清潔である
■待合室に診療料金表(診察料・入院料・避妊手術料など)が掲示されている。
■できるだけ、獣医師会に所属している病院を選ぶ。

2.診察・治療中のチェック
■診察台は一匹ごとに消毒している。
■問診、触診などをやってから検査をする。
■病気や治療の内容を説明してくれる。
■往診を快く引受けている
■治療を飼い主の目の前で行う。
■静脈注射が手際好く出来る。
■薬の説明がある
■飼い主の同意を得る。
■設備や治療の方法によっては大学病院などを紹介してくれる。
■手術するときは必ず、新しい手袋、注射針、糸を使う。
■院内感染を防ぐため、治療が終わるたびに手を洗う。

?.設備・料金
■手術台を完備している。
■領収書に診療の明細が書かれてある。

3.人柄、姿勢
■「責任は負わない」など書かれた同意書にサインさせない。
■近所で通っている飼い主が多い。
■正直な人。
■やっぱり、動物が好き。

最後に飼い主は獣医にどんどん質問して信頼関係を築いていくべきであり、質問に対して答えなかったり、専門用語で煙に巻くような返答をする獣医は避けるべきです。
診療料金については以前、統一しようと動きがありましたが独占禁止法に抵触すると言うことで廃止されましたが、診療料金の調査結果が社団法人 日本獣医師会で紹介しております。

飼い主から見たよい獣医(生の声)

?きちんとカルテを作る・病気や手術、薬の説明をしてくれる
1.動物が好き!というのがにじみ出てる先生
2.病院全体の雰囲気が明るく、やわらかい所・・・ですね。
3.医療技術に信頼がおけること(基本ですね)
4.病院が清潔なこと(病院は病猫がいっぱい)
5.こちらの話を良く聞いてくれる
6.よく説明してくれる(インフォームド・コンセプト)
7.緊急時は診療時間外でも診察してくれる(夜11時頃に診てもらった事があります)
8.高すぎない治療費
9.猫たちを覚えていてくれる
10.飼い猫だろうが、野良だろうが、この猫を「なんとかしてあげたい」という、こちらの気持ちをくんでくれる先生は、やっぱいい先生だなーとしみじみ思っちゃいます。
11.治療の技術も大切ですが、飼い主の気持ちを理解してくれる獣医さん
12.飼い主さんの身になって考えてくれる方

動物病院とのトラブル対処法

獣医師の場合はさまざまな動物を観なければなりませんし、臨床経験の浅い獣医師が独立開業した場合などは経験不足から医療誤診や診療報酬を搾り取る悪徳獣医師の対処方法です。

医療誤診による被害・・・冷静に獣医師との話し合いの場を持ちましょう。治療上の話し合いの場合は日頃から診療方法や投与した薬の名前などをメモ書き(最近は動物病院などで診療手帳を配っている病院もあります)しておけば、いざと言う時に役立ちます。
どうしても納得にいかない場合は消費者センターや動物愛護団体などへ相談する方法もありますが具体的に行動を起してくれる訳ではありません。
また、(社)日本獣医師会では公にはしておりませんが苦情の窓口を設けており、悪質と判断した場合は獣医師会から注意・指導するそうです。(但し、獣医師会に所属している獣医師のみです)
死に至ったケースで裁判をお考えの方は他の獣医師や大学病院などで解剖を依頼し、死因を鑑定してもらう必要がありますが、ご存知の通り、動物は法律上、物扱いですので裁判で勝っても高額な賠償金は無理です。
過去の裁判では愛犬が獣医師のミスによって死亡、98年4月に獣医師を相手取って、慰謝料500万、供養料7万の支払いを求める民事裁判を起こしたが、獣医師がミスを認めて、原告勝訴の結果でも、死亡した犬の購入代金30万円、慰謝料30万円、1万円の供養料で弁護士費用のほうが高くついたケースも数多く見受けられます。
そこで、裁判を起こす前に、紛争解決センターをご利用になってはいかがでしょうか!。
最後に獣医師法第8条には、『獣医師としての品位を損ねたときには、その獣医師は免許を取消しされたり、業務を停止させられる』と記載されていますが、誰一人として獣医師の免許を取消しされた者はいません。

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